長く苦手だった筋トレ種目の中で、特に苦手だったものが「腕立て伏せ」である。
もともと腕に特に筋肉がつきにくいこともあるが、その苦手意識の根本を紐解くと小さな「怖さ」があるのではないかと思う。
もう少し体を落としたいのに、落としたらもとの体勢に戻れないかもしれない、または失敗して無様に潰れてしまうかもしれない。
そんなごく小さな恐怖心が、成長を阻んでいたように思う。
もとの体勢に戻れず、無様に潰れて笑われたとしても、それが自分を殺す訳でもない。何故あんなに失敗することが怖かったのかと今では不思議に思う。
少しずつ負荷を上げて、自分の限界値を高めていくことが今はとても楽しい。
それは腕立て伏せに限らず。
自分の失敗を責めず、励ましあい、一緒に成長していくことを喜んでくれる人達がいることを知った、というところも大きいかもしれない。
その事に、とても感謝しています。
哉