信じること
向き合う相手の「内に秘めた力」を信じることは、人間関係において重要なことであると考えています。
誰もが、自身の中に無限の可能性を秘めているものの、時にはそれを感じられない瞬間があるかもしれません。
私にとって、そんな可能性が見えずに重く苦しい時間が続いた時、支えとなる言葉をくれた友人がいました。
「あなたなら大丈夫」
無責任にも思えるその言葉はなぜか心に深く残り、辛い時の支えとなりました。
その言葉を思い出すたび、「守ること」だけが愛情ではないことを実感します。
愛情には、相手が自身の力を信じられるよう促すことも含まれている、と考えます。
時に傷付く経験を経て、人には成長するチャンスが生まれます。
私たちは、痛みや挫折から学び、自分自身を見つめ直すことで、より強くより深い人間へと成長していくのです。
他者の為に私たちができることは、寄り添うことだけ。
相手の心に寄り添い、共に道を歩むことで、少しずつ勇気を持たせる手助けができるかもしれません。
沈黙の中でも、言葉の代わりに存在する何か。
そんなものもまた、私に勇気を与えてくれるものの一つです。
愛情というのは多面的なものであり、時には守り、時には解放し、相手が真の力を発揮できるよう見守ることが求められると感じています。
それが、より良い関係を築くための大切な要素だと考えています。
相手の力を信じ、心から寄り添っていくことで、私たちは共に成長し、豊かな関係を築いていくことができるのではないか、と私は考えています。
哉
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