写メ日記

「ご武運を」

2024/10/08 13:28:02|コメント:0件

「ご武運を」という言葉が好きです。


親しい間柄の人には直接伝えることもありますが、大抵は人との別れ際に心の中で唱えることが多く、それは、Joyで出会うあなた方に対しても同じです。この言葉には、私の人生における経験が込められています。


対人関係や自分との戦い、困難に直面したとき…これらを武道と結び付けて考えることがとても多く、これは私自身が子供の頃からいくつかの武道を経験したことに関連していると考えています。


武道の訓練から得られるものの一つに、精神力や忍耐力があります。例えば、厳しい稽古の中での何時間にもわたる反復練習は、身体的だけでなく精神的にも私を鍛えてくれました。今でも、ある技を何度も失敗してしまった時、指導者から「諦めるな、自分に負けるな」と励まされたことが強く心に残っています。この経験から学んだ「諦めない心」は、困難な状況に直面したときの力強い支えとなっています。時間がかっても力不足を感じても、諦めずに挑戦し続ける自分は、武道によって育まれたと感じています。


また、武道が教えてくれたのは、相手を尊重することの重要性です。稽古の中では、技を教え合うことで相手の努力や成長を認め合うことが求められます。この教えは、対人関係においての姿勢やコミュニケーションに大きな影響を及ぼし、例えば、日常的な会話や活動においても相手を理解し、感謝する態度が大切であると実感しています。相手を大切にすることで、より良い関係を築くことができると考えています。


さらに、武道の哲学には「自己の限界を知り、そこを超えていく」という考え方があります。この視点は、自己成長だけでなく、心の葛藤や人との別れ、挑戦に対しても大きなヒントを与えてくれます。例えば、試験や大切なプレゼンテーション、初対面の人と対峙する際に感じる緊張も、武道での立ち振る舞いや集中力を思い出すことで、前向きに捉えることができるようになりました。


「ご武運を」という言葉には、私にとって非常に深い意味が込められています。
相手がこれから立ち向かう場所において、真の強さを得てほしい。自分や困難に打ち勝ってほしい。そしてさらに強くなった相手とまた再会し、再び戦いたい。

その際には、これまで得た強さを持ち寄り、共に成長したいと思っています。




まだまだ未熟者である私自身も、さまざまな事柄と向き合う中で、もっと強くなりたいと思っています。




これからも、人との関係や自分自身の成長において、この言葉を大切にしていきたいです。